僕の夢は「地域密着型写真展を日本全国47都道府県で開く」ことです。
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僕は岐阜市から上京してきた社会人1年生です。
大学2年生の終わり頃にフィルムカメラを購入し、今もよく散歩して撮りに出かけています。
大学4年生になったとき、世間ではコロナが流行し、大学の授業は完全オンラインになりました。
ゼミしかなかった僕は、この不自由で自由な時間をどうにか上手く使えないかと考え、インスタに投稿していただけの写真たちを、ちゃんとプリントして展示しようと考えました。
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僕は写真を撮り始めてまだそんなに月日は経っていないのですが、カメラを持ってからはいわゆるプロカメラマンの方や、フォロワーの多い写真家さんのSNSをよく見るようになりました。
そのような方々の個展にも何度か足を運んでいます。
確かにそういう方々の写真は独自の世界観があり、とても圧倒されます。センスだけではたどりつけない領域や、逆にセンスがないとできないこともあることを思い知らされます。
しかし、同時にどこか置いてきぼりにされている感覚も覚えたのです。
撮影者の世界観に圧倒されながらもその世界に入り込むことができないというか、メッセージへの理解が追い付かず表面的な要素だけを見てしまうというか。
もちろん僕の力不足というのは大きいですが、そう感じることが多々あったため、そのような「なんでか分からないけどすごい」作品ではなく、もっと写真と見る側の経験や記憶がリンクするような、独自性だけでなく共感性も兼ね備えた写真を撮って展示してみたい!と思いました。
そこで、当時就活で仲良くなった愛媛の友達の家に住まわせてもらい、写真展をすることにしました。
ただ数日ふらっと旅行して、今ある自分の感性で撮影しても共感性の高い写真を撮ることはできないと考えたため、短い期間ではありますが3ヶ月ほど愛媛県に住み、愛媛県で暮らしている人たちと交流し、生活しながら写真を撮りました。
第一回目の地域密着型写真展では、約70人の方に見にきて頂きました。
その時に、自分のやりたかったことを形にできたこと、愛媛でできた人との繋がり、写真展を見に来てくれた人同士が仲良くなっていたのを見て、これからもこの活動を続けていきたいと思いました。
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その土地で、そこに暮らす人たちや生活に触れて出来上がった感性をもとに、彼ら彼女らにとっての思い出の場所、懐かしい出来事を写真に収め、展示することによって、その記憶に寄り添っていければなと思います。
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