一般社団法人 里山題楽校(さとやまだいがっこう)を運営しております、鈴木浩之
清々しい
癒される
楽しい
のんびりできる
気晴らしができる
子どもたちは、大自然の中で心身ともに様々な感情を抱いているようです!
長く不登校であった生徒たちも、週に数日ではありますが定期的に通ってくること、少しでも学習をすること、外に出て「歩く」「走る」「作業をする」「つくる」「食べる」を繰り返すことで無意識のうちに体力がついてきたと実感する生徒ばかりです。そんな生徒たちは「もしかしたら、学校に行けるかもしれない」「学校に行ってみようかな」とボソッと話すようになり、結果的に【78.4%】(2021年3月末時点)の生徒たちが在籍校復帰をしています。そして、不登校から本スクールを経由し、今となっては登校時間数が増えたり、投稿日数が増えたり、中学校を卒業し高校に進学したり、中には国公立大学を受験した生徒も居ります。
なんだかゆったりとした時間の流れの中で自分と向き合い、少人数ながらも関わり合いをし、集落の住民とも交流し、身体を動かすことで体力も向上し、、、と人によって誤差はありますがプラスに働いた結果が数字として表れていると思います。
そのためか、本スクールの生徒の入れ替わりは激しく、収益も少額であり、また波もあります。在籍校に復帰して元気に学校生活を送っているのは非常に職業冥利に尽きますが、経営的には非常に厳しいです。この仕事は細く長くとは思っていますが、助成金や補助金は、大手等には回りますが、極小規模の運営者・団体には回ってきません。私自身の給与も収入からしか出せないため、時には無給の時も多々あります。副業をするにも見学者対応や相談対応、カウンセリングを行っているため、なかなかそうもできない現状もあります。一時期、副業もしておりましたが本業にしわ寄せが出てしまったこともあります。
今後も、不登校は少ないほうが良いには変わりありませんが、不登校を経験して気持ちが下降気味の子どもたちが、周りの同年代とは違う体験・経験、そして自然のパワーを吸収して、在籍校に復帰できるようになるといいなと思います。
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将来的には、近隣地区には統廃合により廃校となった小学校もあり、利活用として「学校(がっこう)」を「“楽”校(がっこう)」として復活させ、「楽しめる場所」「周りも楽しめるように取り組む場所」「楽しいと思える場所」として開設をするのが野望です。フリースクールと学校の中間的な存在とし、「楽校」では教育的要素、教科的支援も盛り込み、探究活動や協同作業をする時間を増やし、関わり合いの多い場所としていきたいと考えています。
みなさんのご支援により、運営が少しでも安定し、且つ、人件費としてもいただけることで自身の生活の安定も図っていきたいと切に願っております。
どうか、心よりお願いいたします。
【HP】
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