支援者0

(300〜)円 税別 / 月

NPOの苦しい現状と、伴走支援の必要性

様々な社会問題の解決を目指すNPOには、困りごとを抱える受益者への支援活動だけでなく、扱う社会問題の根本原因の特定とその除去も求められます。また、継続的な活動を行うための資金調達や、ガバナンス強化、人材育成など組織基盤強化も欠かせません。

NPOにとって事業づくりと組織づくりは両輪で進めないといけないのですが、費用の受益者負担が難しいNPO業界では、人的・資金的なリソースが不足しがちで、一気に取り組むことが難しいです。そのため、その時の優先順位を絞り込み、ひとつひとつ取り組んでいく必要がありますが、常に困難な状況な受益者に向き合う活動をしていると自分達だけでは、なかなかやりきれない現状があります。

それに対して、NPOの成長段階を見通して半歩先のアドバイスをしてくれたり、意思決定の相談にのってくれる第三者としての伴走支援者がいると、困難な状況下でも団体立上げ、基盤強化、資金調達といった、組織を成長させることができます。NPOの成長を促進することは社会問題の早期解決につながります。

今回支援をお願いする理由

私はNPOの伴走支援をこれまでやってきましたが、その原資は民間財団の助成金がほとんどです。つまり、資金提供者側がNPOに助成したお金を有効的・効率的な活動につながげるための非金銭的な支援として提供されるものでした。こうした助成金は単年度のものが多く、長くても3年の期間設定がされているので、伴走支援も1年~3年という期間になります。先ほど挙げたようにNPOは困りごとを抱える受益者への活動をしながら、同時並行的に組織基盤強化や資金調達を行うため、なかなか集中して行うことができず、助成期間中にできることはとても限定的です。このような背景から、NPOの伴走支援は、少なくても3年~5年の長期間取り組む必要があるのです。

そして、助成金ですので採択・不採択があり、不採択になった団体は伴走支援をうけることはできません。「自費で出せばいいじゃないか」と思う方もいるかもしれませんが、NPOは受益者負担できないことを事業として行っていることが多いので、伴走支援者といった第三者に業務委託をする資金を持っている団体はとても少ないです。

NPOの活動は、その地域で困りごとを抱えている人にとっては欠かせないものです。また、その活動の多くはボランティアや活動者の持ち出しに頼っている状況です。こうした善意にもとづいた活動に対して、助成金に不採択になったからとか、助成金の助成期間が終わったから、といった理由で伴走支援を諦めることが当たり前になっていますが、本当にそれでいいのでしょうか?こうした人たちにこそ、伴走支援が必要で、活動をしながら時間をかけて組織基盤強化や資金調達ができるようにしていくべきなのではないか?と強く思います。従来の資金提供者側ではなく活動団体側に立った伴走支援を提供するために、私に期待してくださる方々の継続的なご支援と共に、伴走支援を提供したいと思うに至りました。

これまで私はnoteやホームページでこうした伴走支援に関する私の思いや価値観、伴走支援で得た知見の共有などを行ってきました。是非これらをお読みいただいて、NPOへの伴走支援の提供にご協力頂ければ幸いです。

ホームページ:https://www.tatsuoimakyurei.net/
note:https://note.com/imaq/

今給黎 辰郎 いまきゅうれい たつお プロフィール

2000年に、日本IBMに新卒で入社し、システムエンジニアとして各種企業向けのネットワークシステムの構築を行ったり、ITエンジニアやプロジェクトマネージャー向けの研修プログラムの設計・運営などの担当をして、10年勤務をする。

​その後、2010年に認定NPO法人フローレンスに入職し、被災地支援事業「ふくしまインドアパーク郡山園、南相馬園」の立上げを担当。2015年からは認定NPO法人日本ファンドレイジング協会にて、認定ファンドレイザーの育成と遺贈寄付を推進する事業のディレクターを務める。

​公益財団法人パブリックリソース財団が実施する、NPOマネジメント支援コンサルタントとして、複数団体の組織診断と組織基盤強化の実施経験や、活動団体へのロジックモデルや指標づくり支援の経験を持つ。

現在は個人事業主として、クラウドファンディングの実施支援やコーチング、Youtubeなどの動画の企画・編集、オンライン開催のフォーラムのモデレーター、研修事業の企画・運営、など幅広い分野でNPOの支援を行っている。