福島の「今」と「これから」をみんなで生きる
こんにちは。福島県郡山市を拠点として活動する、「よりあいコミュニティソーシャルワークス」です。
弊団体は2018年より、専門職と地域団体・地域のキーマンが立場を越えて連携し、
協働関係を作る場としての「こおりやま福祉よりあい会議」を、
2019年より、地域の担い手・つなぎ手づくりの研修会
「市民コミュニティソーシャルワーカー研修会in福島」をそれぞれ主催してきましたが、
2021年4月よりふたつの事務局を一本化し、10月より任意団体として活動を開始いたしました。
https://yoriaics.works/
震災から10年を経て、福島県では原発避難者の方々が元の暮らしを失ったまま
県内広域に散って暮らしています。
10年経っても、県内に「人が暮らせない地域」がまだあります。
それに伴う複雑な現状がますます見えづらく理解されづらい上に、
全国的な顕在課題としての高齢・少子化・地域の担い手不足・生活課題の重層化・困窮・
さらなる災害による被災やコロナ禍など、地域を取り巻く状況はますます深刻になっています。
私達は、地域課題+震災復興課題の2重課題が福島県の地域課題であることを踏まえて、
福島ならではの「地域共生社会」の実現に向けて模索しています。
制度や支援の隙間からこぼれ落ちる人を一人でも減らすためには、行政・社協・専門職・支援団体・市民が
ともにそれぞれの役割を持ち寄りながら連携協働することが欠かせないと考えています。
しかしどのような団体組織・個人も、単体でできることに限りはあります。
それぞれができることの裾野を少しだけ広げ、つながり合い、重なり合うことで
隙間を減らすことができます。
その実現のために不可欠となる、コミュニティソーシャルワーク的視点を持った地域住民の育成と活動支援、
また制度の狭間をつなぐ仕組みづくりに力を入れてまいります。
災害頻発、甚大災害が懸念される昨今、福島の地域課題に対する取り組みは、
必ずやこれからの日本で必要とされるに違いないと確信しています。
民間の中間支援任意団体として小さな活動からのスタートです。
ぜひ皆さんからのご支援を賜りたく、なにとぞよろしくお願いいたします。
共同代表
岩崎 大樹・ダクルス 久美